こんな番組ありました その10

「ひょっこりひょうたん島」

「丸い地球の水平線に、なにかがきっと待っている」という主題歌にのって、ドン・ガバチョ(声.藤村有弘)、トラヒゲ(熊倉一雄)、マシンガン・ダンディー(小林恭治)、サンデー先生(楠トシエ)、博士(中山千夏)などの原ヒョータン島民がブラウン管に登場したのは昭和39年4月6日であり、海賊4人組(若山弦蔵、谷幹一、千葉信男、柳沢真一)や渡来者のセンターバック・スコアボード・ランニングホーマー(桑山正一)、マダム・ドコンジョ(鈴木光枝、ボスケッ圭(左とん平)、ビッツ長官(山崎唯)などの活躍も加わって、輩4月4日という4の数字が四つ並んだ日に幕を閉じました。


午後5時45分からの週5日間15分放送なので、丸5年間というと1250回という超ロング番組になってしまいました。

こんな番組ありました その9

「ひょっこりひょうたん島」

歌詞をもらった作曲家の宇野誠一郎氏は「2人のうちのだれが書いたのか、まるで見当がつかなかった。


多いときは週に12、3本の新曲をつくり全部で3千曲ほど書いた。


テーマソングを作曲するときは、NHK好みのマーチ風の曲など3曲を作ったが、どうしても通したい曲を井上さん、山元さんと3人で粘って、半年間の期限付きで押し通した。


幸い半年経ったときその曲は人気が出、皆さんに歌われるようになった」と当時の苦労話を披露する。

こんな番組ありました その8

「ひょっこりひょうたん島」


2人はよく、並んでいっしょに執筆したそうです。


15分番組5本分を一気に書いたといいます。


井上氏は、この2人の関係を次のように説明する。


「2人とも、この番組で食っていかねばならない。


2人で互助組合を作った。


一言一句2人の共同責任であり、どのシーンをだれが書いたか分からなくした。


2人で話し合って筋書きを作り、シーンナンバーを決め、第1のシーンを私が書くとすると、第2シーンを山元さんが書く。


シーンの中身がふくらむと、山元さんに"よろしく"と話し、それをうけてもらう。


こうして2人は生活を守るために書いているうち、2人とも同じような字になり、だれが書いたのか分からなくなってしまった」

こんな番組ありました その7

「ひょっこりひょうたん島」

同じNHK青少年教育部にいた山口裕ニディレクターが「ひょうたん島」だから、頭に「ひょっこり」と付けたらいいだろうと提案、「ひょっこりひょうたん島」という題名が決まった。


脚本作家には武井氏が親しくしていた井上ひさしと故・山元護久の両氏が選ばれ、3人は何十回となく打ち合わせを行った。


「井上氏の奔放な制約のない発想や大人の感覚の笑い、山元氏の子どもの立場に立った考えや計算された構想、この2人の異なった才能をいかにうまくバランスをとるかに懸命だった」と、武井氏は番組誕生までの生みの苦しみを語ったそうです。

こんな番組ありました その6

「ひょっこりひょうたん島」

「ひょうたん島」と呼ばれる島は、全国あちこちに散在しているそうだ。


そういえば、井上ひさしの小説「吉里吉里人」が話題になったときも、岩手県にあるという事実が紹介された。


島と島が重なって一つに見え、ヒョータンのような形になることが多いからだといいます。


武井博ディレクターは、新しい人形劇の企画を考えたとき「ひょうたん島盛衰記」という仮題をつけ、片方の島に住んでいる人たちが独立できる設定などを頭に浮かべていました。

こんな番組ありました その5

「モーニングショー」

52年5月2日から「溝口泰男モーニングショー」となり、一般視聴者の声や手紙で番組を作るように変わってきた。


古川吉彦プロデューサーは二般からの投書をもとにした『昔むかしのラブレター』『ああ!日本の社長』、応募してきた手記を中心に生放送する『告白』がその方向から生まれた新しいコーナーであり、できるだけこの番組の原点に立ち返っていくようにしています」と現状を説明しています。


この番組の担当部長をした白戸正直氏は「芸能人の離婚・結婚、クイズ、スポーツの話題を取り上げれば、視聴率が上がるのはよくわかっているが、そんなことを朝っぱらからやるのは放送局の限界を超えていると思うので、芸能ニュースではない本当のニュースをやるようにしたいと考えている」と、番組の狙いを語りました。


長寿番組だけに、さまざまな苦難と曲折を経てきた。


"肉筆のジャーナリズム"と評価された過去の栄光をまた復活させて欲しい。

こんな番組ありました その4

「モーニングショー」

44年4月から「奈良和モーニングショー」に変わり、小田久栄門プロデューサーは瀬戸内晴美、小沢昭一、大島渚の各氏を番組キャスターにすえ、企画で勝負に出た。


「"小川宏ショー"と全く肌色の違う"泥臭さ"でいくよりほかにない。


"泥臭さ"とは、みんなが恥ずかしくて、口に出していえない、人間の本源的なもの・・・。


ということで、傷ついた女性の身の上相談にのる『女の学校』や『追跡』『蒸発』などのコーナーを本格的に始めたわけです」と小田氏は説明しました。

こんな番組ありました その3

「モーニングショー」

生放送の原則を貫き、ビデオ録画時代に入ったテレビを活性化し、機動性のある番組構成にして突発的な事件を報道、従来のカメラワークの常識を破ってカメラやモニター、演出助手などをそのまま自然に写し出した。


「全部ニュースだけでやりたかった。


広い意味のナウなニュースを生放送する魅力で勝負したかった。


だが、ニュースがないときもあり、ヒマネタで埋める必要もあり、不本意ながらコーナーをいくつか作った。


しかし、番組内容は視聴者が決めるものである」と、浅田氏は番組の基本構想を語る。


インタビューの上手な木島氏は、相手の話をうまく引き出し、話に共感して涙することもしばしばだったそうです。


そのため、"泣きの木島"というレッテルを張られたが、主婦の朝の生活時間を変えるほどの人気番組になり、朝のテレビの"不毛の時間帯"を開発しました。

こんな番組ありました その2

「モーニングショー」

木島氏は「この人とだったら新しい番組がやっていける」と、15年10か月勤めたNHKを辞め「木島則夫モーニングショー」の司会者となりました。


昭和39年4月1日の水曜日「8時半です。お早うございます」がその第一声であった。


サブの司会者には井上加寿子と栗原玲児、彼ら司会陣とスタッフはその日に放送しなければならない素材を求めて飛び回った。


木島氏は、4年間司会を続けたが、誕生から2年半プロデューサーとして活躍した浅田孝彦氏(現・社会通信教育協会事務局長)の功は大きい。

こんな番組ありました その1

「モーニングショー」

木島則夫参院議員の人生をすっかり変えたのは「モーニングショー」の初代スポンサーである日本ヴィックスB・C・ピーターソン社長との出会いだった。


「天気予報があと数秒で放送というとき、原稿がなくなったとしたらどうしますか?」と、まずピーターソン氏は質問してきた。


木島氏は困って「原稿でもメモでも探し出します」と答えたら、「なくしたんだから、どうします」とまた迫られ、木島氏は絶句してしまった。


そのとき、ピーターソン氏は「スタジオの窓を開けて、外の天気をカメラで写し、晴れていますから、雨は多分降らないでしょうといえばいいじゃないですか」と説明した。


木島氏はなるほどこういう天気予報こそ生々しさがあり、説得力があると痛感しました。

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