世界の電車!ヨーロッパ編「オリエント急行」その2
ヨーロッパ各国の鉄道で寝台車を運行していたワゴン・リ社のベルギー人社長ジョルジュ・ナジェルマケールスが、壮大な構想のもとに誕生させた超豪華列車で、その目的は、ヨーロッパの人々を彼等の憧れの地であるオリエントへいざなおうというものであった。
爾来、およそ100年、この「オリエント急行」は"走る豪華ホテル"との異名を得て、数多くの王家、貴族、政治家、俳優、そして時にはスパイなどを乗客に迎えて運行されてきた。
しかし、時代が下るとともにその人気に陰りが生じ、1977年にはついに廃止されてしまうという運命をたどった。
激しく変動する時代の流れに、晩年の「オリエント急行」はすでに適合できなくなっていたのである。